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高知県南国市にある時計店のブログです。 時計全般、修理に関する事等 中村時計店・中村時計博物館のHPは→http://www.kcb-net.ne.jp/n-tokei/top.htm メールアドレス変更しました。nakamuratokeiten@gmail.com
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中村時計博物館館長コラム

時計よもやま話 その② ゼンマイ



機械式時計に使用されているゼンマイは、以前には硅素鋼を材料にしたいわゆる鋼のゼンマイが主流でした。
1950年代頃、アメリカで白色合金製のゼンマイ(ニバフレックス)が発明されてからはニバフレックスが主流になりました。
錆びず、切れにくく、出力が鋼の物よりも強く、そしてヘタらない等、鋼のゼンマイよりも飛躍的に性能が向上しました。

しかし、切れにくいとはいえ、やはり切れてしまうことはあります。
鋼のゼンマイと同様に、長い間巻き絞められたりほどけたりを繰り返しているうちに、しだいに弾力性が失われたり、歪みができ、そして外面が裂け、ゼンマイ切れとなるのです。

ゼンマイは薄い物ほど切れにくく、厚い物ほど切れやすいという特徴があり、
ゼンマイを厚くすると出力は強くなるのですが、曲げ延ばしの圧縮の度合いも大きくなるために切れやすくなります。
切れやすい国産時計の例としては、セイコーの45系手巻、ロレックス全般が挙げられます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
このコラムでは時計の修理に関すること等を書いていこうと思います。
次回はゼンマイに関する事をもう少し詳しく書いていきます。
よろしくお願いします。
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